備前国総社宮(岡山市中区祇園)で13日、「岡山パクチー奉納祭」(実行委主催)が初めて開かれる。県産の香草・パクチーを使った料理を提供するブースが並び、生産者がトークショーを行うなど”パクチー尽くし”の祭り。「ちょっと苦手・・・」という人も、「まろやかで食べやすい」(実行委)という県産品で挑戦してみては―。 (鈴木麻美)
岡山市のメキシコ料理店やタイ料理店など、パクチーを使った料理を出す県内外の6店舗が出店。タコライス、タイ料理のガバオ、カレー、パクチービールなどを販売する(正午~)。トークショー(午後0時半)は岡山市内の2人が行う。境内に隠されたカプセルを探して、当たりが出ればパクチー関連の景品などがもらえる「宝探し」(同1時半)もある。
当日限り授与されるパクチーの絵柄の印が押された絵馬(500円)もある。
県産パクチーは同市北区の玉柏・牟佐地区が主産地。11戸が約5ヘクタールで栽培しており、年間出荷量は20~25トン。主産地が総社宮に近いことから、「多くの人に県産パクチーを知ってもらうとともに、神様にお供えすることで、更なる発展につながれば」と、同宮の武部一宏宮司(44)が発案し、知人らと実行委を作った。
午前11時~午後4時。午後11時から拝殿で神事があり、武部宮司がおはらいしたパクチーを供え祝詞を奏上する。
雨天決行(一部内容変更あり)。問い合わせは備前国総社宮(086-275-7055)。